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芸能ニュース&つぶやき

当倶楽部管理人のコーチン@サイゴンです。
ここでは、芸能・文化関連ニュースや管理人のつぶやきをなどを記していきます。

2006/11/17(金) <つぶやき>ミー・リンのリサイタルを見る

 6年ぶりのリサイタルというふれこみの『ミー・リン・ツアー06』を、ホアビン劇場に見に行ってきました。前回のリサイタルは、いったいいつあったのか自分自身思い出せないほど前です。過去の<つぶやき>をさかのぼってみても出てこないということは、アルバム『Toc ngan』が出たときにやった、あの感動的なコンサート以来ということになるのかもしれません。歌謡カフェなどでのミニライブは何度となく見にいっているので、記憶がどうもあやふやです。でも彼女がリサイタルをやったら、必ず見にいくはずです。ベトナム歌謡が好きになったのは、ミー・リンの歌のうまさに驚いたのがきっかけだったのですから。
 リサイタル冒頭はアルバム『Chat voi Mozart(仮訳:モーツァルトとおしゃべり)』から4曲が紹介されました。有名なクラシックの曲に歌詞をつけ、アレンジしたこのアルバム、日本人ミー・リン・ファンにはあまり受けがよくなかったようです(自分もその一人)が、ライブで聴くとその印象は吹き飛びました。中ほどで、作詞・作曲家ズオン・トゥ(Duong Thu)に感謝してという形で、彼の曲を2曲歌いました。ギター1本で静かに歌い始め、徐々に盛り上がってゆく曲「Lang nghe mua xuan ve」が感動ものでした。これまでさんざん聴いた曲ですが、今のミー・リンが歌うとまた違う味わいがあります。
 新発売のアルバムのプロモーションというわけではないので、新曲はありませんでした。これまでのヒット曲の総ざらい的なコンサートですが、アレンジが変わっているので、それなりに楽しめました。名曲『Huong ngoc lan(仮訳:玉蘭の香り)』は、アイン・コア(Anh Khoa)という若手男性歌手とのデュエットで、新鮮な感じがしました。彼は今年の夏、ベトナムテレビ(VTV3)のスター歌手登竜門的な番組『Sao mai diem hen』に出演していました。そのとき、ミー・リンは審査員として参加していたのです。彼女は「きょうは審査員としてではなく、同業者として同じステージに立ててとてもうれしい」と話して、笑いを取っていました。彼のほうも「いつか自分がソロコンサートをやったときは、ミー・リンをゲストとして招きたい」と返していました。とても心温まる一幕でした。
 ミー・リンは声の質が変わってしまったのではないかと心配した時期もありましたが、どうやらその時期は切り抜けたようです。彼女にはこれからもまだまだ頑張ってもらわないと困ります。自分にとってはいわば、ベトナム歌謡初恋の人ですから。


2006/10/31(火) <つぶやき>女優レ・ヴァンの回顧録がベストセラーに

 ダン・ニャット・ミン監督の映画『10月になれば』(1984年)や『ニャム』(1995年)などに出演した女優レ・ヴァンさんの回顧録『レ・ヴァン−愛と生(Le Van - Yeu & song)』(正確には聞き書きです)が最近発売され、ベストセラーになっています。女優といっても、『ニャム』に出演したあたりからはほとんど女優活動を停止してしまって、謎に包まれた女優さんだからこそ人々の関心を集めているのだと思います。彼女の家庭は芸術一家で、両親、3人姉妹がいずれも芸能関係者です。お母さんは女優レ・マイ、長女レ・ヴァン、次女は女優レ・カイン、三女は舞踏家・女優のレ・ヴィ。娘3人は皆美しいのに、失礼ながらお母さんのほうはどうも美人とは言えなくて、どちらかといえば憎まれ役が似合いそうな感じの顔をされています。いや、きっとお若いころはおきれいだったのでしょうね。
 紹介記事によると、決して幸福とは言えなかった家庭生活や、妻子ある男性を愛したことなど、いわば家族や自分の「秘密」についても書かれているそうです。なかなか面白そうです。


2006/10/26(木) <つぶやき>日本でベトナム映画祭

 11月1日から26日まで福岡市総合図書館でベトナム映画祭を開催するそうです。1960年代以降の作品が一挙20本上映されるとのことで、なんともうらやましい限りです。ハノイには国立のシネマセンターがあって、古いベトナム映画を定期的に上映してると聞いたことがありますが、商業主義一色のサイゴンではそんな悠長な映画館などありません。民間の映画会社が製作した最近のベトナム映画はDVDも出ていますが、古い映画はほとんどDVDにもなっていません。
 期間中の11月12日にはダン・ニャット・ミン監督が、自作映画「10月になれば」(1984年)、「河の女」(1987年)などについて講演するそうです。ミン監督の映画は「射程内の街」(1982年)、「グァバの季節」(2000年)も上映されるそうです。いいなあ、ホントうらやましいです。ちなみに、この映画祭のウエブサイトは、http://www.cinela.com/schedule/vietnam.htm です。


2006/8/20(日) <つぶやき>映画『パオの初恋』を見る

 久々に映画館に行ってベトナム映画を見ました。見たのは『パオの初恋(仮訳)』(原題「Chuyen cua Pao」)。2005年のベトナム映画大賞(本当はゴールデン・カイト賞というのですが、日本語にすると「金の凧(たこ)」賞で、なんともしまらない名前になってしまいます・・・)で、最優秀映画賞、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀撮影賞の4つの賞を取った作品です。といっても、少数民族の村を舞台にした物語で、あまり面白くないのだろうな、期待しないほうがいいなと思いつつ見に行きました。
 ところが、「期待に反して」これがなかなか面白い映画でした。あらすじはこんな感じです。<モン族の娘パオとその弟は、父親が第2夫人に産ませた子供。2人は正妻のキアに育てられる。パオは市場で男性と知り合いデートするようになるが、デートの最中、キアが男と親しげに話している所を見てしまう。その男が自分の恋人の父親だと知ったとき、パオは動転して転び、頭に大怪我をしてしまう。ある日、キアが家に帰らず、川でキアの服が発見された。遺体は見つからないが、自殺したものと思われた。父親は病に臥し、パオの産みの母親シムに会いたがった。パオはシムを探しに旅に出るが、意外な発見をすることになる・・・> 基本は恋愛ものですが、謎解きの要素あり、ロードムービーの要素あり、美しい山の風景ありで、飽きませんでした。パオがシムを探しに観光地として有名なサパに行くのですが、ここにはインターネットやら携帯電話やらがあって、ああこれは現代の物語だったと思い起こさせます。ベトナム映画にありがちな過剰な会話(演技を信用せず、会話で説明してしまう場合が多いのです)は感じられませんでした。
 パオ役の主演女優ド・ハイ・イエンについては、日本でも公開されたハリウッド映画『愛の落日(原題「Quiet American」)』で、ヒロイン役を演じていて好感を持っていたのですが、映画大賞授賞式でのスピーチをテレビで見たとき、声と姿の印象がかなりずれていてガッカリしたものでした。声や話し方がいかにも気の強そうなキン族女性という感じだったもので。この映画ではおそらく吹き替えだったのではないかと思いましたが、正直よく分かりません。本人の声だとしたらそれもまたスゴイかもしれません。少女が恥ずかしながらも初恋に目覚めていく演技は自然なものに感じました。まあ、モン族の人が見たらきっと違和感あふれる映画なのかもしれませんが・・・。監督はこのハイ・イエンのご主人であるゴ・クアン・ハイで、これが監督デビュー作品です。


2006/5/13(土) <つぶやき>ホン・ニュンのライブショーを見る

 最近はライブショーにほとんど行っていません。というのもテレビの生中継番組が月に何回もあるのでわざわざ見に行く気がしないのです。今回のライブショーに行く気になったのは、ホン・ニュンのソロリサイタルだからこそ。曲目はすべてチン・コン・ソンの曲で、テレビ中継もなし。こうなったら何としても行かねばなりません。1階席はすべて50万ドン(約3500円)と、こちらではかなり高めの値段設定。ですが実際見に行ったら、高いという気はしませんでした。
 司会はなし。MCも途中1回だけホン・ニュン自身によるMCがあったのみ。チン・コン・ソンの有名な曲ばかりなので、曲目紹介の必要はないでしょうとのことでした。聞いたことはあっても曲目までは覚えていないんですけど・・・。いつものバンドにストリングス、生ギター、フルート、サキソフォンなどアコースティック系の演奏にのせて、ホン・ニュンの落ち着きのある歌声が響きます。ジャズ風、ホサノバ風にアレンジされた曲も多く、とても聞きやすかったです。洋風化し過ぎだとの批判もあるのかもしれません(ベトナムではよくそういうことが言われがちです)が、チン・コン・ソンらしさはしっかり伝わっていると思います。チン・コン・ソンて、明るい曲調のものはあまりなくて悲しい・暗い曲調のものが多く、悲しいとき・つらいときに静かに耳を傾けるものらしいのですが、今回のライブショーの曲は聞いていて心が癒されるようでした。きっとアレンジとホン・ニュンの抑えた歌い方がとてもマッチしているのだと思います。
 ライブショーと同時にCDも発売になっています。アレンジはこのライブショーとほとんど同じようです。しばらくは私の「癒しCD」になりそうです。このショーのDVDもたぶん発売されるだろうと思います。ビデオ回してましたので。発売が楽しみです。ホン・ニュン万歳!


2006/2/12(日) <つぶやき>『音楽の道』 ゴック・チョウとド・バオの巻を見る

 こちらのテレビVTV3では毎月1回、有名作詞・作曲家をゲストに招いてその作品を特集するシリーズの音楽番組『音楽の道』を生中継で放送しています。これまでは既に大家となった作曲家、または亡くなった作曲家をテーマにしていましたが、今回の番組は初めて若手の作曲家2人がメインゲストになりました。ゴック・チョウ(Ngoc Chau)とド・バオ(Do Bao)です。ゴック・チョウは作品を発表しだしてから10年ぐらいで、ヒット作品が多いです。ド・バオのほうはまだ数年といったところですが、北部の有望若手作曲家兼アレンジャーとして台頭しています。以前この欄でも、北のド・バオ、南のドゥック・チーと紹介したことがありますが。
 いつもの番組より楽しく見ることができたのは、流れる曲がいわゆるポップスで、ほとんど知っている曲ばかりだったということが大きかったのだろうと思います。出演者は歌手のシウ・ブラックを除いて、すべて北部出身者ばかり(2人の作曲家、司会者、それに歌手)。南部の人気歌手ミー・タムやダム・ヴィン・フン、クアン・ズンなどが出演していなくても、これだけ盛り上がったのは、やはり北部人のための北部人による番組だったのかも? という気がします。出演歌手はミー・リン、ホ・クイン・フオン、ゴック・アイン、カイン・リン(作曲家ゴック・チョウの妹)、シウ・ブラック、2M、グループ・ナムゾンケ、ミン・クアンと実力を備えた人ばかりで、アイドル歌手のたぐいは入っていません。この辺も北部人好みかなと(笑)。かつての人気グループ3Aのメンバーだったゴック・アインと2Mが出演していたので、一緒に歌うかもと期待しましたが、残念ながらその願いはかないませんでした。でも全体として、とても満足のいくプログラムでした。


2005/12/8(木) <つぶやき>パリス・バイ・ナイト79

 「パリス・バイ・ナイト」シリーズの最新版79を見ました。出演者はこの数年ほとんど変化なしで新味はないのですが、ショーのレベルは安定していて安心して楽しめます。出演歌手は皆歌がうまいし(ベトナムでもかつては当たり前でしたが・・・)、女性歌手は美しくセクシー! ベトナム国内だったら露出過剰(いや、大したことありませんけど)の衣装だと間違いなく非難されるでしょう。それに露出すればいいというものでもなし。露出なしでも美しい方はセクシーなものですよね、趣味の問題かもしれませんが。とにかくいいなあ、生で見てみたいなと思わせます。MCも面白いので、日本語字幕があればきっともっと楽しめるだろうと思います。


2005/12/1(木) <ニュース>しにせの歌謡カフェバーが閉店

 ホーチミン市でしにせの歌謡カフェバーとして知られていた「ティエントドン」が7年間の営業のすえ、11月11日に閉店した。これは各歌謡カフェバーの経営が現在困難な状況にあることを示すものだ。その原因の一つは有名歌手のギャラ高騰にある。
 ティエントドンのオーナーだったヴァン・コン・ミー氏は「客席数が400しかない。これでは満員になったとしても、有名歌手の高いギャラを払いきれない。前座歌手やバックバンド、店員、それに店の賃借料だってある。歌謡カフェバーがはやっていた時は、有名歌手のギャラは今ほど高くなかった。しかし観客が少なくなりギャラが高くなった今ではこれ以上経営できなくなった。観客はスター歌手の歌を聴くのに慣れてしまっている。スターが出演しなければ、店に足を運ばない」と話す。
 一方、小さな舞台に生バンドなしというスタイルの歌謡バーが市内各地にできている。ここでは有名歌手は出演せず、そこそこ名を知られた若い歌手が出演しカラオケで歌う。しかしそれでも多くの店が繁盛している。歌を聴きたい観客は減っていないのだ。有名歌手が「共生の原則」を理解せず無理なギャラを要求し続ければ、自ら活動の場を減らすだけではないだろうか?(11月30日付VietNamNet)

<つぶやき>時代は変わっていくんだなあと寂しくなる記事。それにもまして、ティエントドンが閉店していたことを、この記事を読むまで気がつかなかったことに、自分自身ちょっとショックでした。


2005/11/30(水) <ニュース>新しいスターはどこに?

 ミー・タム、ダム・ヴィン・フン、タイン・ターオ、クアン・ズンの4人の若手歌手がスターの座についてから3年近く経っている。しかし、その後若手歌手からスターになった者は見当たらない。次世代のスターは誰なのかを探る。
旧スターを振り返る
 タイン・ラム、ホン・ニュン、ミー・リン、チャン・トゥー・ハーの4人の女性歌手は、1994年から2002年にかけてベトナムの歌謡界を代表する歌手であり続け、ベトナムのディーバとして誰もが認める存在だった。将来彼女たちを超える歌手が現れると予想する意見も多くあったが、残念ながら今日にいたるまで本当のスターは現れていない。1996年から2003年にかけて、ラム・チュオン、ダン・チュオン、フオン・タイン、ミン・トゥアン、カム・リーなどの歌手が人気を得てはいるが、圧倒的な人気を得ることはなかった。冒頭に掲げたこの3年間最もホットな4人の歌手も、本当のスターになるには何かが欠けているように思える。
新スターはどこに?
 この1年余り最も注目された歌手と言えば、ホー・クイン・フオンとホー・ゴック・ハーの2人の女性歌手だろう。2人はベトナム・ショービズ界では新しいスターとみられている。ホー・クイン・フオンは軍隊芸術高等専門学校の出身で、アマチュア時代からこれまでに音楽に関する様々な賞を獲得している。ホー・ゴック・ハーは賞こそ受賞していないが、独特な声質とモデル出身というスタイルの良さから歌謡ショーの目玉歌手の一人になっている。
 このほかにも、ドアン・チャン、ニュー・イー、カイン・リン、カシム・ホアン・ヴー、トゥン・ズオンなどの若手歌手に期待がもたれている。しかし、いずれの歌手も今後かなりの努力をし、チャンスを待たなければならないだろう。彼らより芸能生活の長い、ホン・ゴック、ヒエン・トゥック、トゥー・ミン、グエン・ヴー、クアン・ヴィン、ヴィエット・クアン、ミン・クアン、トゥアン・フンなどの歌手は実力はあるものの、なぜか輝き切ることができずにいる。おそらくスターになるには運が必要なのだろう。(11月13日付Thanh Nien紙)

<つぶやき>ベトナム歌謡をタイン・ラム、ホン・ニュン、ミー・リン、チャン・トゥー・ハーの4人から聞き始めたのは良かったのだろうか? この記事読んでそう思いました。彼女らを超える歌手はどうも現れそうもなさそうで・・・。まあでも、いずれ近い将来にベトナムらしくない歌手(無国籍風の)がスター(人気者という意味で)になるんじゃないかなという気がしますけど。


2005/11/22(火) <ニュース>音楽家ファム・ズイの作品10曲に流通許可

 文化情報省は11月21日、音楽家ファム・ズイ(Pham Duy)の創作した歌曲10曲の全国での流通を許可する決定を行なった。許可されたのは次の10曲。Ba me que▽Em be que▽Cay dan bo quen▽Con chut gi de nho(作詞:ヴ・ヒュー・ディン)▽Nghin trung xa cach▽Dua em tim dong hoa vang(作詞:ファム・ティエン・トゥー)▽Ngai xua Hoang Thi(作詞:ファム・ティエン・トゥー)▽Ky niem▽Hoa xuan▽Xuan ca。
 これより前に既に9曲(Ngam ngui▽Mo khuc▽Ao anh sut chi duong ta▽Thuyen vien xu▽Ngay tro ve▽Que ngheo▽Tinh ca▽Nuong chieu▽Ba me Gio Linh)が流通許可を得ており、合わせて19曲が許可を取得したことになる。
 ファム・ズイ氏の作品を独占使用権を所得しているフオンナム文化社では、近い将来ズイ氏の作品のみを集めたコンサートの開催を検討している。(11月22日付Tuoi Tre紙、Nguoi Lao Dong紙)

<つぶやき>音楽家ファム・ズイは今年5月にアメリカから永住帰国しました。ベトナム戦争終結とともにアメリカに渡り、反共的な立場をとっていた彼の帰国は大きな注目を集めました。今回許可が出た作品の中で、個人的に好きな曲は『Nghin trung xa cach(遠く離れて)』です。これからコンサートやCDなどでこの曲を大っぴらに聴けるようになるのだとしたら、うれしい限りです。

突然のように復活しましたが、特に心機一転したというわけでもありません。まあ、ボチボチやっていこうと思っています。何の飾り気もないシンプルな形ではありますけれど。