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週刊芸能ニュース
元ネタ=新聞・雑誌等の要約・抄訳です。
誤訳・誤報の可能性もあります。気がつかれた方はご指摘いただければ幸いです。


新聞略記号:[LD]=Lao Dong,[VH]=Van Hoa,[TT&VH]=The Thao & Van Hoa,[TT]=Tuoi Tre,[TTCN]=Tuoi Tre Chu Nhat,[TN]=Thanh Nien,[SGGP]=Sai Gon Giai Phong,[SGTB]=Sai Gon Giai Phong Thu Bay,[TP]=Tien Phong,[NLD]=Nguoi Lao Dong,[SGTT]=Sai Gon Tiep Thi,[VHNT]=Van Hoa Nghe Thuat,[DAKT]=Dien Anh Kich Truong


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2004/12/19-12/25
●作詞・作曲家バオ・フック、歌曲『Me khuc』の共同作者から削除[12/24;SGGP]
 ホーチミン市音楽協会検査委員会は12月23日、アイン・トア(Anh Thao)氏から要請のあった歌曲『Me khuc』の作者についての審査を行った。その結果、同委員会、トア氏、作詞・作曲家バオ・フック(Bao Phuc)氏の3者は、「歌曲『Me khuc』はアイン・トアが創作し妻に捧げたものであり、アイン・トア氏の友人であるバオ・フックはこの曲を修正し15年間普及に努めた」とする結論に合意し文書に署名した。

 この曲はトア氏が1989-1990年頃、妻のために創作し、当初『Hanh phuc con lai』という曲名だった。フック氏はトア氏を訪ねた際この曲を耳にして世に広めることを提案し、トア氏は歌詞を書き直してフック氏に普及を委ねた経緯がある。フック氏はこれまで、この曲がトア氏個人の作品であることを認めず、自分との共同作品であると主張していた。

 しかしトア氏の提出した資料を分析した結果、検査委員会は、曲の一部の修正だけでは共同作者とは言えないと結論付け、フック氏はこの曲の共同作者から名前を削ることになった。

<コメント>バオ・フックは作詞・作曲家バオ・チャンの弟です。バオ・チャンは日本の音楽家の曲を盗作したとして騒がれたことは記憶に新しいところです。兄弟して・・・とあきれるのは簡単ですが、どうも未来から過去を裁いているようで、気の毒な気がしてなりません。今回の件は名もない作者の曲を普及するために、既に名の知られていた自分を共同作者としたほうが普及しやすいとの思いがあったようです。いわば善意から発した行為ですが、著作権を重視する時代の流れは、こうした「善意」も今後は難しくしていくのかもしれません。

2004/12/12-12/18
●歌手アイン・トゥエット、1975年以前の作品リストについて語る[12/13;LD]
 中堅の女性歌手アイン・トゥエット(Anh Tuyet)は、「戦前音楽」と抒情的な歌曲を専門に上演する音楽カフェATBを経営している。最近、ある新聞のインタビューで窮状を訴えたところ、カフェ閉店の噂が広まってしまった。さらに頭が痛いのは、文化管理当局の官僚的な対応だ。このままでは「戦前音楽」を聞ける音楽カフェが一つもなくなる恐れがある。

Q:カフェの状況はどうですか。
A:多くの場所で窮状を訴えていますが、援助の話はまだ一つもありません。最近はカフェに来るお客さんの数も非常に少ない状況です。私は自分のためだけではなく、国の文化芸術のためにも声を上げているんです。というのは、私はこの10年近くの間、歌ったりレコーディングしたりしてきましたが、1975年以前の歌曲200曲のリストに入っていないという理由で警告を受けたり、CDの発行を止められたりしてきました。このリスト以外の歌曲は禁止というのですが、具体的に文書が出ているわけではありません。政治的な理由で普及させてはいけない曲はどれかを文書ではっきり示すべきです。そして、時間を越えて残った他の曲は、私たちに自由に歌わせてもらいたいのです。50年以上もの長い間のベトナムの歌曲が、たった200曲しかないなんてことがあるでしょうか。一人の作曲家でさえ数百曲の歌曲を作曲できるというのに。このドイモイの時代に、作品リストに追加される曲がないなんて本当に不思議で、あまりに官僚的です。これは文化管理当局の怠慢です。そのために大衆は芸術を享受できなくなっています。私たち歌手は土地を封印された農民のようなものです。

Q:管理が厳しいために、多くのCD制作会社は曲名を変えたりしてリスト以外の歌曲を使っていますね。
A:そのとおりです。曲名を変えれば許可が出て責任も問われないし、作曲家が聞いたことのない名前でも、何もいわれることはありません。でも、その作曲家が1975年以前に歌曲を創作したことがあれば、内容に政治的影響力がなくても当局の注意を引いてしまいます。私に言わせればこれは不公平、より正確には一部の文化管理当局者の理解不足によるものです。文化情報省は、政治的な要素がない作品についてはリストに追加するべきだと思います。

<コメント>個人的には歌い方も声質も好きとは言えない歌手ですが、なかなか勇気ある発言だと思って取り上げてみました。もっとも、彼女には政治的意図などはなく、切羽詰った状況で言いたかったことを爆発させたというところなんじゃないかなと想像します。禁止といっても海賊版はいくらでも手に入るし、「正直者が馬鹿を見る」ことになっているのが腹立たしいのでしょうね。それには共感できるとこもあるので、ぜひがんばって欲しいなと思います。

2004/12/5-12/11
●「Lan Song Xanh 2004」の結果発表[12/7;LD]
 ホーチミン市人民の声放送局FM放送のTOP10番組「Lan Song Xanh」の2004年の授賞式が12月6日、ホーチミン市のランアイン音楽センターで行われた。結果は以下のとおり(順不同)。

・歌手TOP10:Quang Dung、Dam Vinh Hung、Tuan Hung、Cam Ly、Hong Ngoc、My Tam、Phuong Thanh、Thanh Thao、Dan Truong、Lam Truong

・作詞・作曲家TOP10:Le Huu Ha(故人)、Thai Hung、Nguyen Nhat Huy、Le Quang、Luong Bang Quang、Tran Le Quynh、Vinh Tam、Vo Thien Thanh、Vu Quoc Viet、Phuong Uyen

・2005年LSX有望歌手:Ho Quynh Huong(女性)、Kasim Hoang Vu(男性)

・TOP10ランクイン曲優秀歌唱歌手:Quang Vinh(Mien cat trang)、Doan Trang(Tuyet roi mua he)

・優秀編曲賞:Vinh Tam

・優秀スタジオ賞:Viet Tanスタジオ

<コメント>8年間続いている長寿番組ですが、今ではかなり飽きられていて、かつてのような人気はもうありません。各歌手のファンクラブが動員をかけるので、TOP10も音楽市場を反映したものといえるかどうか疑問符がつきます。年間TOP10といっても1年間の集計結果ではなく、1か月ぐらいの間にあらためて聴取者に投票してもらっているので、「年間の結果」を反映したものにはならないでしょう。とまあ、いろいろ突っ込みをいれたくなる結果ですが、この番組は来年もまだ続きます。スポンサーのロートさん頑張ってますね。最近ようやくウエブサイトを立ち上げて、LSXの結果を載せるようになったというのは、あまりに遅きに失した感がありますけれど、ないよりはマシですね。ロートさんのURLはこちら。

2004/11/28-12/4
●歌手の映画出演は諸刃の剣?[11/28;TTCN]
 来年の旧正月テトに上演予定のベトナム映画3本には、いずれも歌手が主役級で出演している。ラム・チュオン(Lam Truong)は『Nu tuong cuop(仮訳:女盗賊)』に、グエン・フィー・フン(Nguyen Phi Hung)とフオン・タイン(Phuong Thanh)は『Khi dan ong co bau(仮訳:男が妊娠するとき)』に、グエン・ヴー(Nguyen Vu)とヒエン・トゥック(Hien Thuc)は『Lay vo Sai Gon(仮訳:サイゴンの妻)』に出演する。

 歌手の映画出演はベトナムでももはや珍しいことではない。上記の他にも、撮影中の連続テレビドラマ『39℃ yeu(仮訳:愛39℃)』にはホー・ゴック・ハー(Ho Ngoc Ha)が、まもなくクランクインの映画『Saigon love story』にはゴー・タイン・ヴァン(Ngo Thanh Van)が出演する。

 こうした動きは、ベトナム映画に新しい風を吹き込むことになる。また、今の歌手は外見面で有利であり、ビデオクリップ等で演技の経験を多少とも持っている。特に、有名な歌手であれば一定数の観客を期待できるため、監督らは競って歌手を起用したがるわけだ。

 歌手のクアン・ズン(Quang Dung)は映画『Le lom he pho(仮訳:街角のシンデレラ)』で主演したが、成功したとは言いがたい。グループF5出身のミン・アイン(Minh Anh)は映画『Nhung co gai chan dai(仮訳:足の長い女たち)』に出演したが、強い印象を残すことはできなかった。しかし、それでも多くの歌手が映画出演を希望している。もし成功すれば、歌手兼俳優の二足のわらじで食べていける、異なる芸術分野で補完しあえる、ファンも倍増するだろう・・・との思惑がある。

 グエン・フィー・フンは2本のテレビドラマに主演して、その演技を高く評価された。2004年3月にはベトナム映画協会の有望俳優賞(訳注:新人賞のようなもの)を受賞した。しかし、この成功は本業の歌手業にとって高い代償を伴うものとなった。ステージへの出演回数が減り、新しいCDアルバムも以前のような注意が向けられなくなった。

 ゴー・タイン・ヴァンも半年間、シンガポールでドラマ『Rouge』の撮影をしたため、ベトナムで音楽の仕事に戻ったときは「始めからのやり直しに近い」と感じたという。彼女は上記の映画出演を決めたばかりで、音楽面の仕事はさらに遅れることになるだろう。

 歌手が映画出演のチャンスを生かすかどうかは、慎重に決める必要がある。それを決めるには、それぞれの歌手の才能と感覚と戦略が必要とされる。

2004/11/21-11/27
●歌手のバン・キオウとトゥー・フオンの演目、いかなる形でも使用禁止[11/23;NLD]
 文化情報省芸術公演局は11月22日、全国各省市の文化情報局、テレビ・ラジオ局、出版社、芸術公演組織、ディスク・ビデオテープ生産発行組織などに公文書を送り、男性歌手バン・キオウ(Bang Kieu)と女性歌手トゥー・フオン(Thu Phuong)の演目及びバン・キオンの創作した作品をいかなる形によるものでも使用しないよう要請した。既に流通しているディスクや出版物については、次回プレス・再版分から彼らの演目・作品を削除しなければならない。

 この2人の歌手はアメリカに渡ってから定住許可を得るため、ベトナムの状況について歪曲して発表し、反動勢力に悪用する機会を与えた。2人の言動はベトナムの法律に対する重大な違反行為であるため、今後2人の歌手はベトナム公民及びアーティストとしての権利を享受することができない。

<コメント>ついにこういうことになりましたか! これで帰国公演はもう絶望的になりました。CDなどは次回プレス版から、というのがまあ甘いところかもしれません。実際、バン・キオウの正規版CDなどは販売禁止にはなっていませんし。しかし、残念です!

2004/11/14-11/20
●ワーナーブラザーズがベトナムで映画を撮影予定[11/16;TT&VH]
 ウエブサイト「インターネット・ムービーズ・データベース」によると、2005年制作予定の映画『Knights of Impossingworth Park』(制作:ワーナーブラザーズ、監督:Keith Cavelle)は、イギリスとベトナムでの撮影を予定している。ベトナム映画局はこの情報を確認し、現在ベトナムでの撮影を許可するかどうかについて、この映画の脚本を検討中であると明らかにした。許可されれば、解放映画社が撮影団の受け入れを行う。Keith Cavelle監督は、映画のプロデューサーとして知られている(『Split Second』(1992)、『Terminal choice』(1985)、『Golden lady』(1979)など)。主演はアメリカのRon Perlman、Dale Midkiff、アジア系アメリカ人のValerie Tian。ベトナム人俳優もわき役で出演することになる。

2004/11/7-11/13
●第14回ベトナム映画祭の受賞作品決定[11/8;TN,NLD]
 ダクラク省ブオンマトゥォット(バンメトート)市で開催されていた第14回ベトナム映画祭は12月7日、授賞式が行われ閉幕した。授賞式では劇映画・ビデオ映画・記録映画・アニメの4部門の作品賞と個人賞が発表された。今年から創設されるはずの劇映画部門の観客賞は、受賞作について審査員の意見が分かれて見送られた。結果は以下のとおり(劇映画・ビデオ映画部門のみ)。

[劇映画部門]
 ・ゴールドロータス賞:『Nguoi dan ba mong du』(Nguyen Thanh Van監督)
 ・シルバーロータス賞:『Luoi troi』(Phi Tien Son監督)、『Ha Noi 12 ngay dem』(Bui Dinh Hac監督)、『Nhung co gai chan dai』(Vu Ngoc Dang監督)
 ・審査委員会特別賞:『Nguyen Ai Quoc o Hong Kong』(中国との共同作品)
 ・最優秀脚本賞:Nguyen Manh Tuan(『Luoi troi』)
 ・最優秀監督賞:Nguyen Thanh Van(『Nguoi dan ba mong du』)
 ・最優秀主演男優賞:Duc Khue(『Cua roi』と『Hang xom』)
 ・最優秀主演女優賞:Hong Anh(『Nguoi dan ba mong du』)
 ・最優秀助演男優賞:Le Vu Long(『Nguoi dan ba mong du』)
 ・最優秀助演女優賞:Thuy Nga(『Me Thao』)


[ビデオ映画部門]
 ・ゴールドロータス賞:『Mua sen』(Vo Tan Binh演出)
 ・シルバーロータス賞:『Khong con gi de noi』、『Chim phi bay ve coi nguon』
 ・最優秀主演男優賞:Manh Cuong(『Khong con gi de noi』)
 ・最優秀主演女優賞:Thanh Thuy(『Mua sen』)

<コメント>この映画祭、3年に1回しか開催されません。前回は劇映画部門の参加作品は12本、今回は22本と急増しました。今回は作品数が多くても飛びぬけた作品がないので、どの作品が選ばれても結果に納得できる人はいないのではないかと思います。ゴールドロータス賞に選ばれた作品を見ていないので(見ようとしたけれど、サイゴンでは、映画館1館で平日の昼に1日か2日か上映しただけで観客がいないといってすぐに打ち切りになってしまったので、見た人はほとんどいないはずです)語る資格はないんですが、またもや戦争を題材にした作品。前回の同映画祭でも同じタイン・ヴァン(Thanh Van)監督の作品『砂のような生活(Doi cat)』がゴールドロータス賞を受賞したので2回連続です。女優のホン・アインも2回連続の受賞。というわけで、審査員は文句が出ても言い開きのできる安全策に走ってしまったのではないかと想像します。しかし『Me Thao』が助演女優賞にしかからんでいないのは納得しがたい結果ではあります。

2004/10/31-11/6
●2004年のミスベトナムはグエン・ティ・フエン(Nguyen Thi Huyen)さん[11/1;TT,NLD]
Nguyen Thi Huyen Trinh Chan Tran
 2004年ミスベトナム・コンテストの決勝大会が10月30日夜、北部クアン・ニン省トゥアン・チョウで行われ、ハイフォン市出身で19歳のグエン・ティ・フエンさん<172cm、84-60-91>(左側の写真)がミスベトナムに輝いた。フエンさんは現在、ジャーナリストを養成する報道分院の1年生。優勝した彼女には賞金6,000万VND(約3,800USD)と、日本旅行(訳注:スポンサーは資生堂)の権利が贈られた。

 準ミスベトナム1には、ホーチミン市出身で24歳のチン・チャン・チャン(Trinh Chan Tran)さんが選ばれた。チャンさんは日本と香港のステージで活躍している現役モデル。イギリスの大学で経営管理の修士号を取得、英語・日本語・中国語を操る才女。

2004/10/24-10/30
●歌手タイン・ラム(Thanh Lam)、音楽について語る[10/29;TT&VH]
 しばらくは歌うべき歌が見つかりませんでしたが、今は違います。協力者<作詞・作曲家のレ・ミン・ソン(Le Minh Son)>が十分な曲を提供してくれます。まもなく発売されるアルバム『Nang len』の次も彼が曲を書いてくれることになっています。

 (今年発売されたCD『Ru mai ngan nam』は彼女が歌うチン・コン・ソン作品集だが、レ・ミン・ソンがアルバム製作と6曲中3曲のアレンジを手がけた。このアルバムは2か月で約8,000枚を売り上げた。)

 このCDの収録曲は、歌詞の一語一語が私の人生に深くかかわっています。私はまるで血を吐くように歌いました。1曲録音すると疲れ切って、でも明け方まで眠れないことが続きました。聴く人によって好き嫌いはあるでしょうが、私はこの歌によって生き、成長することができたと思います。

 私は自分を満足させることができる作曲家を見つけました。レ・ミン・ソンは音楽の見識が豊かで情熱を持っています。音楽に関する私の要求のすべてに応えることができます。以前は自分のエネルギーの30%しか発揮できませんでしたが、今はすべての情熱を歌に注ぐことができます。CD『Nang len』で私は100%の力を発揮しています。

 レ・ミン・ソンは私と同じように芸術に耽溺しています。こんなに私に似ている人には、ずいぶん長いこと会ったことがありません。私たちは音楽に関して100%一致しています。私は普通、一緒に仕事する人を恐れさせてしまうのですが、彼は音楽面で私を恐れさせる人です。私はマスコミで人を褒めたりけなしたりは決してしないのですが、彼の才能には感服していると言わざるを得ません。私たちの仕事が皆さんに受け入れられると信じています。

 愛情面では、私は自信家ではありませんが、音楽面では自分を知っているつもりです。音楽の移り変わりの傾向もわかっています。でも私は自分を変えたいとは思いません。自身を完成させたいと思うだけです。年をとることは恐れていません。私は向上意欲を持っている女性です。自分でも自分自身を成熟した女性だと思っています。

2004/10/17-10/23
●歌手レ・クエン(Le Quyen)、初ソロアルバムを発売[10/21;TP]
 
若手女性歌手のレ・クエンが、初めてのソロアルバム「Giac mo co that(仮訳:正夢)」を発売した。全体的に聞きやすい構成になっているが、10曲中3曲が外国カバー曲になっているのは新人歌手の初ソロアルバムとしては少々残念ではある。アルバムの中では、4曲目の♪Hay tra loi em(作詞・作曲トゥアン・ギア)が彼女の最も成功している作品だろう。

 クエンはハノイ音楽院と文化大学に合格した。作家の父親は娘に情報文化省の役人になることを勧めたが、彼女は学校を出るとハノイの小さなステージ(ニューセンチュリー、ホーグオムサイン、ハーレークラブなど)に出演していた。音楽プロデューサーのテー・クオン(The Cuong)は彼女に歌の才能を感じとり、以後、地方からホーチミン市やハノイでのショーに彼女を出演させている。これまで何人ものハノイの歌手に歌を提供している2人の作詞・作曲家、トゥオン・ヴァン(Tuong Van)とトゥアン・ギア(Tuan Nghia)もクエンに曲を提供するなど支援している。

 専業歌手としてまだ戸口をくぐったばかりのクエンだが、VTV3のテレビドラマ「Ban linh nguoi dep」の中で、歌手役を演じた(年末に放送予定)。また、映画「Giai dieu pho」のテーマ曲の録音も済ませたところだ。年末にはハノイで学生のための無料コンサートも予定している。

2004/10/10-10/16
●歌手ホン・ニュン(Hong Nhung)のインタビュー[10/12;TT&VH]
Q:この数か月、あなたの姿をステージで見かけませんでしたが。
A:6月、7月とイギリスに行って、ロンドンでミュージカルとバレーを集中的に鑑賞しました。これは芸術鑑賞という形の奨学金を得られたからです。そのあと、アメリカに6週間行ってました。歌謡ショーへの出演と歌の勉強です。今回のアメリカ行きで一番重要なのは、オペレーションUSAとの3年間の契約をすることでした。この組織は、ベトナムの婦女子のための保健プロジェクトを行ってきた慈善団体です。私は、団体の活動を普及するために、この団体が主催する芸術プログラムに参加することになります。

Q:外国での活動に参加するだけですか?
A:オペレーションのプログラムの他に、ライブショー出演など通常の活動を行います。新アルバム『Khu vuon yen tinh』の曲はすべて収録が終わりました。11月中に発売できればと希望しています。

Q:イギリスとアメリカで学習したということですが、実際何を得られましたか。
A:学習にこれで十分などということはありません。短い期間でできたことは、聞いて、見て、観察することです。若いミュージシャンに会い、多くのミュージカルやオペラを鑑賞しました。歌の勉強も、もっと時間をかければ、今よりさらにうまく歌えるようになると思います。

2004/10/3-10/9
●作詞・作曲家フイ・トゥアン(Huy Tuan)のインタビュー[10/3;TN]
Q:あなたの音楽は欧米の音楽のようだと言われています。
A:それ以外にしようがないんです、僕がやっているのはR&Bですから。

Q:なぜR&Bをベトナム風にしようと思わないのですか? 例えば、V-ロックやV-ポップのように。
A:フルコースの料理を想像してみてください。欠かせない料理というものがあるでしょう。音楽もそうで、ポップス、ロック、ジャズ、ソウル(R&B、ゴスペル…)は欠かせないものです。何をどう加工しようか考える前に、まずは正しい料理法を知らないといけない。ロックはロック、R&BはR&B、話はそこからです。僕はどうやってR&Bをベトナム風にしようかと考えたことはありません。押し付けようとするのではなく、魂を自由に遊ばせるべきです。

Q:あなたはR&Bの曲しか作らないのですか? ほかのジャンルに挑戦しようと思わないのですか?
A:アルバムを出すごとにブレイクスルーを求められるらしいですが、音楽ジャンルを次から次に変えていったら壊れる(ブレイク)ほうが多いでしょうね。音楽スタイルの変更は慎重に行なうべきです。一つにジャンルに一生をささげる人もいるぐらいです。

Q:最近、若手歌手のプロデューサー役として活躍していますが?
A:僕は彼らの音楽面のコンサルティングをしているだけです。僕とアイン・クアン(Anh Quan)がミー・リン(My Linh)にしていることと同じです。

Q:その仕事を通じて感じたことは何ですか?
A:同業者たちに同情します。彼らは常に経済、即ち売れるかどうかとやりたい音楽との板ばさみになっています。

Q:コンサルタントとして若い歌手に言いたいことは?
A:声がいいだけでは、まだ歌手とはいえません。歌い方と芸術性が何よりも重要です。

Q:ミー・リンはあなたの音楽の歌い手として最も成功していると見られていますね?
A:彼女はさっき挙げたもののすべてを備えています。彼女と会えたことは僕にとって幸せです。恐らく彼女に出会ったほとんどの作詞作曲家はそう感じていると思います。

2004/9/26-10/2
●歌手チャン・トゥー・ハー、7か月ぶりの帰国[9/29;LD]
 結婚してアメリカに渡った女性歌手チャン・トゥー・ハー(Tran Thu Ha)が、7か月ぶりに帰国した。この機会にラオドン紙がインタビューした。

Q:アメリカでの歌手活動の様子を教えてください。
A:普通、ショーは週末の夜に開かれ、私は月平均4回出演します。コンサートホールやカジノで歌っていますが、カジノの場合、2回目のショーが終わるのは午前2〜3時になります。大変なのは移動です。飛行機の国内移動でも6〜7時間かかることがあります。

Q:越僑歌手の同業者たちの圧力を感じることがありますか?
A:私が歌う音楽ジャンルは彼らとは重なりませんが、「和をもっと貴しとする」態度は必要です。私は彼らに丁重に遇されていると感じています。

Q:ショーではどんな歌を歌っているのですか?
A:さっきも言ったように、ショーは週末の夜に行なわれます。観客は一週間の仕事の後、自分のお金を払ってショーを見にきます。そのため、聞いて疲れない、馴染みのある曲を聞きたがります。♪Bai tinh cho giai nhan、♪Em ve tinh khoi、♪Sac mauなどの曲をよく歌っています。

Q:新しいものをいつも追い求めていたあなたが?
A:最近、ガマンしきれなくなって、新しい歌を少し取り入れてみましたが、どうやら受け入れてもらえたようです。いつも古い歌ばかりでは観客もじきに飽きてしまうでしょう。今、これまでのヒット曲を集めたアルバム「98-03」を制作中です。アレンジも変えて録音し直しています。昔は自分が好きなことをやっていましたが、今は人に好かれることをやっています。

Q:歌のほかに予定していることはありますか?
A:アメリカで食べていけるような仕事をするために、なにか仕事の勉強をしようと思っています。

<コメント>結婚後、3キロ太ったそうです。幸せ太りでしょうね、きっと。インタビューを読む限り、性格もずいぶん丸くなったようですね。

2004/7/25-7/31
●音楽カフェで歌う歌手たち[7/25;TN]
 女性歌手ボン・マイ(Bong Mai)がグループ・コンガイ(Con Gai)を離れてサイゴンで教鞭をとろうと決心したとき、音楽カフェで歌うことはもうないだろうと思っていた。しかし2年後、歌手業への思い断ちがたく、ステージに再び戻ることにした。一人でステージに立ったときの心境は孤独で不安だったという。今では、Tieng To Dong(TTD)、M&Toi、Dong Daoなどのサイゴンの大きな音楽カフェで人気歌手の一人になっている。

 男性歌手スアン・フー(Xuan Phu)は、TTD、ATB、2B、An Namなどの音楽カフェで歌っている。6年前にダラットからサイゴンにきて、音楽カフェCKで歌い始めた。しかし多くの観客に知られるようになったのは、TTDに出演するようになってからだ。彼は「名声や富を追い求めるよりも、カフェのお客さんに毎晩僕の歌を聞いて欲しい」と話す。

 長い髪にギターを抱えて感情を抑えるように歌う女性歌手クイン・ラン(Quynh Lan)はATBなどのカフェで歌っている。彼女はかつて、ホーチミン市テレビ歌声コンテストで4位、同市専業歌手コンテストでも銀賞を獲得したことがある。しかし彼女は、観客の心に深く静かに歌声を届けることのできる音楽カフェで歌うことに満足しているという。

 音楽カフェATBのオーナーで歌手のアイン・トゥエット(Anh Tuyet)はこう話す。「大きなステージに好んで出かける観客には、彼らはまだ知られていないでしょう。でも彼らは十分な能力を持つ貴重な花であると言えます」。

2004/7/18-7/24
●歌手トゥー・フオン、アメリカ定住の意思を表明[7/24;TN]
 歌手のトゥー・フオン(Thu Phuong)は7月24日、アメリカ・カリフォルニア州ウエストミンスターで記者会見を開き、アメリカに定住するつもりであることを明らかにした。

 トゥー・フオンと夫のフイ・MC(Huy MC)は2003年2月26日に個人的理由で渡米した。同年4月、2人は所属機関であるトゥオイチェー(Tuoi Tre)劇団に、予定期限を過ぎていることをわびるとともに、親アルバムのレコーディングのため同年10月末まで滞在する許可を求めた。同劇団はこれを了承した。しかし、同年11月帰国したフイ・MCは2人の退団届けを提出、同劇団は2003年末をもって退団させることを決定した。現在、トゥー・フオンの両親及び2人の子供はハノイで暮らしている。

2004/7/11-7/17
●文化情報省、芸術上演活動規制を公布[7/15;TP]
 文化情報省は7月2日、芸術上演専業組織及び上演活動規制を公布した。この規制の対象は、芸術公演組織や俳優・歌手などのアーティストたち。同規制では、▽不正確な出演者名・出演者の経歴・プログラム名などを広告・紹介すること▽上演中に非出演者が舞台に上がること▽当局が上演許可した内容・形式と異なる動作・会話・歌詞などを勝手に上演すること▽各種技術を利用して自分の声を変えること、などが禁止されている。また現代的な各種ショー(歌・踊り・音楽)については、不快な髪形、けばけばしい化粧・染髪、頭の剃り上げ、もしゃもしゃの長髪、露出的な服装などが、禁止されている。

2004/7/4-7/10
●来年のテト映画、激しい競争に[7/8;TN]
 ベトナム映画「Gai nhay(仮訳:バーガール)」と「Lo lem he pho(仮訳:街角のシンデレラ)」が記録的な興行収入を上げ、民間映画会社の劇映画「Nhung co gai chan dai(仮訳:足の長い女たち)」とビデオ映画「Cong nghe lang xe(仮訳:歌手プロモーション手法)」もそこそこの客入りだった。この勢いを受けて、来年のテト(旧正月)に向け、民間映画会社が次々映画市場に参入する。

 民間のフォック・サン(Phuoc Sang)映画社は、7月末から喜劇映画「Khi dan ong co bau(仮訳:男が妊娠するとき)」の撮影を開始する。ギャラクシー(Thien Ngan)映画社は、「バーガール」のレ・ホアン(Le Hoang)監督を起用して映画「Nu tuong cuop(仮訳:女盗賊)」を制作する。設立されたばかりのベト映画社は、レ・クン・バック(Le Cung Bac)監督を社長に据えて、まずはビデオ映画の制作を予定している。国営の解放映画社もテトに向けて映画「Ve que ra tinh(仮訳:帰省)」を制作予定だ。

2004/6/27-7/3
●作詞・作曲家クォック・バオ、外国曲との類似を認める[7/2;TT&VH]
 ホーチミン市音楽協会執行委員会は7月1日、同協会会員の作詞・作曲家クォック・バオ(Quoc Bao)に対する処遇について協議した。クォック・バオの作品とされている曲「Tuoi 16(16歳)」は、外国の歌曲との類似が指摘されていたため、同協会の検査委員会はこの曲と外国曲「ルネッサンス・フェアー(Renaissance Fair)」(作曲:Ritchie Blackmore)の比較審査を行なった。その結果、『16歳』と『ルネッサンス・フェアー』には、アレンジで100%、構成で90%、メロディで60%の類似があることが確認された。バオ氏は煙に巻くような言葉を連ねて、何度か弁明をはかろうとしたが、最終的に検査委員会の結論を受け入れた。同協会は7月6日に正式な処分を文書で通知する。

<追記>ホーチミン市音楽協会は7月6日、作詞・作曲家クォック・バオに対し、「職業倫理感に欠け、音楽関係者・音楽愛好家に悪影響を及ぼした」として、厳重警告処分とする決定を行った。また、国の管理当局に対し、外国曲と酷似している同氏の曲「16歳」に厳格な処理を行うよう提案した。[7/7;LD]

2004/6/20-6/26
●若手女優タイン・トゥイー「個性を失うことを何より恐れる」[6/21;LD]
 タイン・トゥイー(Thanh Thuy)は20歳のときに連続テレビドラマ『Blouse trang(白衣)』に出演し、医者のヴァン役を演じて、多くの人に知られるようになった。現在22歳の彼女は、俳優業について驚くほど深く理解を示す。「舞台上では個性を簡単に失くしてしまいがちです。一人一人が自覚しないといけません。これで十分だと思うと、仕事の原動力をなくしてしまいます」

 彼女はテレビに舞台にとかなり忙しい日々を送っている。忙しすぎて、ホーチミン市舞台・映画専門高等学校を2年目で放り出した形になっている。それでも、彼女の演じた役で印象に残る演技はいくつもない。こんな風に言うと悲しいですかとの問いに、彼女は笑って答えた。「悲しいといったら言い過ぎです。一般的状況としては、優れた脚本や才能ある演出家が不足しています。でもだからといって、仕事をしないわけにいきません。まずは与えられたものをしっかりこなして、チャンスが訪れたときにつかめばいいんだと思います」

 彼女の言は正しい。5B劇場やフーニュアン劇場で子供役も演じたし、コントに参加したこともある。しかし、彼女はより深い演技を求めて、最近自ら劇『サロメ』の企画を演出家に持ち込んだ。トゥイーの考えは明確だ。「俳優業においては、個性と素朴さを保持し続けることが大切なんです」
(写真はLao Dong紙のウェブサイトより)

2004/6/13-6/19
●ベトナム映画『Nhung co gai chan dai(仮訳:足の長い女たち)』評[6/18;TT&VH]
 ベトナム映画『Nhung co gai chan dai(足の長い女たち)』が6月15日にホーチミン市で封切られた。封切後2日間の客足の出はよく、ほとんどの劇場で上映回数を増やして対応している。

 この映画の内容についていえば、単純でごくありふれた話だ。田舎の美しい少女トゥイーが教師になるために都会に出てくるが、ひょんなことからモデルの道を歩むことになる。モデルの世界は競争、嫉妬が渦を巻き、晴れやかな舞台もあれば怪しげなバーのキャットウォークもある。苦い経験をしたトゥイーは、夢の世界から現実の生活と本当の愛に帰っていく・・・。話の展開に少々無理なところもあるが、この映画は話の内容より語り口の方が重要だ。

 その語り口は手馴れていて非常に映画的だ。こんなことは常識かもしれないが、現在のベトナム映画では稀有なことだ。トゥイーが子豚を抱えてバスに乗るシーン、夜の屋上でトゥイーとホアン(トゥイーの恋人)がサイゴンの夜景を撮影するシーン、トゥイーとホアンのスクーター走行シーンなど、美しさとユーモアにあふれた場面を目にすることができる。

 この映画は(ベトナムでは普遍的な習慣である)吹き替え声優を一切使わず、俳優自身がアフレコしている。また、ほとんどの出演者が初めての映画出演で、モデルがモデル役を、写真家が写真家役を演じている。この試みは映画に真実味をかもし出すのに成功している。

<コメント>全体としてはこの映画をけなす評価が多いです。観客が入らなければベトナム映画の不甲斐なさを嘆き、入れば入ったで批判するのがこの国の映画批評のあり方のようです。そんな中、珍しく評価する記事がありました。誉めるのは怖いんですよね、自分の鑑識眼を疑われるから。

2004/6/6-6/12
●歌手カム・リーが7月に結婚[6/12;SGTB]
 歌手のカム・リー(Cam Ly)は今年7月に結婚する予定だ。お相手はキム・ロイ・スタジオのヒュー・ミン(Huu Minh)社長。彼はカム・リーがソロ歌手として成功するのを助け、彼女の学生無料コンサートをプロデュースして、学生たちから歓迎された。現在彼女は結婚式までに新アルバムを発売できるよう仕事に追い込みをかけている。

<追記>BBSにて、カム・リーとはメールで直接やり取りする仲の Saigon Kid さんに確認したところ、今年中の結婚はありうるが7月ではないそうです。でも、まもなく結婚することは確かなようですね。おめでとう、Cam Ly!(2004/6/24記)やはり、7月中に結婚するそうです。

<追記2>カム・リーは7月19日、ホーチミン市のカラベルホテルで、キム・ロイ・スタジオ社長のヒュー・ミン氏との結婚披露宴を行なった。(2004/7/21;TN)
2004/5/30-6/5
●ベトナムの文学短編集出版事情[6/3;SGTT]
 いくつかの本屋を巡ってみれば分かるが、各書店の書棚には文学短編集があふれている。選者がしっかり選んでいるものもあるが、誰が選んだのか定かでないものも多い。あちこちの出版社で「傑作短編集」だの「恋愛短編集」だの「現代ベトナム恋愛短編選集」だのと題して出版しているが、目次をよく見ると同じ短編がいくつもの短編集に掲載されている。

 若手作家たちは自分の作品が出版社側から何の連絡もなく勝手に掲載されているのを知っても、記念に買って帰るだけで済ませることが多い。声をあげれば出版社から干されるのではないか、印税目当ての金にうるさい輩と思われるのではないかと心配だからだ。

 印税はなかなか実入りがいいという。だからこそ作家は声をあげるのを恐れ、一方出版側は新聞や雑誌に掲載された短編を適当にかき集めて出版する。作家が訴えでたら印税を払えばそれで済むとたかをくくっている。

 ある作家は「今のような無秩序な短編集の出し方はすべきでない。自分の作品については自分で決定できるようにするべきだ。コンテストの応募作品や新聞の掲載作品は、明確な契約を結ぶ必要がある」といら立ちを隠さない。

 作家は声をあげず、読者は泣き寝入りで、喜ぶのは出版側だけ。著作権も問題だが、こうして編集・出版される短編集の質が高くないことは当然の結果だろう。

2004/5/23-5/29
●歌手グエン・フィー・フンがファーストフード店をオープン[5/26;NLD]
 男性歌手グエン・フィー・フン(Nguyen Phi Hung)の経営するファーストフード店がこのほどオープンした。住所は、450 An Duong Vuong, Dist.5, HCMC。フィー・フンは忙しいスケジュールの合間にも、なるべく店に顔を出すつもりだという。また、ファーストフード2号店もオープンさせる予定という。

●歌手ダン・チュオン、中国市場への進出を本格化[5/24;NLD]
 男性歌手ダン・チュオン(Dan Truong)は、中国の音楽市場で3枚のアルバムを試験的に発売して一定の成功を収めている。現在ダン・チュオンは、中国の張城国際映画社の注文に応じて、かつてのヒット曲を中国語でレコーディングしているところだ。

2004/5/16-5/22
●民間映画社制作としては初めての劇映画がまもなく上映[5/20;VHNT]
『Nhung co gai chan dai』ウエブサイトより
 民間の映画会社(Galaxy映画社)制作によるものとしては初めての劇映画『Nhung co gai chan dai(仮訳:足の長い女たち)』が6月中旬から上映される。映画上映の前宣伝がほとんどされないベトナムでは珍しく、同映画社は独特の広告戦略をとって注目を集めている。ベトナムでは初めて映画専用のウエブサイト(http://www.nhungcogaichandai.com/)を立ち上げたほか、映画のポスターコンクールも開催した。同映画はモデル業界を舞台にした内容で、出演者に有名モデルをそのまま起用している。
2004/5/9-5/15
●世界平和音楽賞授賞式、6月22日にハノイで開催[5/14;TT&VH]
 ハノイのミーディン(My Dinh)スタジアムで6月22日、世界平和音楽賞(WPMA)の授賞式が行なわれる。同授賞式のプロデューサーであるマット・テイラー氏によると、世界25か国から約300人アーティストが参加して、5時間にわたって行なわれる。同賞の受賞者は、ジョン・バエズ、ピーター・ポール・アンド・マリー、ボブ・ディラン、ハリー・ベラフォンテ、カントリー・ジョー・マクドナルド、それにベトナムの故チン・コン・ソン。このうち、ピーター・ポール・アンド・マリー、カントリー・ジョー・マクドナルド、チン・コン・ソンの実妹で歌手のチン・ヴィン・チンが式に出席する。

 このイベントにベトナムからは、タイン・ラムとロックバンドのブック・トゥオンの2組のアーティストが参加招請された。なお、このイベントはアメリカのワシントンDCにも生中継放映される予定だ。

<追記>WPMAのベトナム側代理人は、同授賞式の開催を延期することを明らかにした。いつ開催されるのかは未定。[6/13;SGGP] マット・テイラー(日本国籍を取得しているアメリカ人だそうです)は、どうも怪しいという感じがしてましたが・・・、結局こういうことになりました。ここまで引っ張っておいて、トンズラでしょうか?(2004/6/15記)

2004/5/2-5/8
●舞台女優としてのホン・アインについて[5/6;VHNT]
『Thu yeu lan nua』に出演中の Hong Anh
 ホン・アイン(Hong Anh)は映画女優としては既にいくつもの賞を授賞するなどして成功している。またテレビ番組の司会者としてもおなじみだ。ここでは舞台女優としての彼女について語ることにする。

 ホン・アインが芝居に出演したのは、演出家ホア・ハー(Hoa Ha)の劇『Nhan danh cong ly』が最初だ。次には、5B劇場の『Doi xuan』と『Dai bang tung canh』に出演した。しかし、これらの劇では舞台に“花”を添えるのが主で、演技については特にみるべきものはなかった。その後、彼女は2003年にIDECAF劇場に参加した。

 彼女の舞台上での利点はその明るい顔付きだが、欠点は舞台俳優として重要な要素である台詞回しだった。初めのころ脇役を演じていた彼女は、観客に強い印象を与えることはできなかった。しかし最近、彼女の演技には大きな進歩が見える。劇『Phep la』のDiem役、劇『Thu yeu lan nua』のHong役で彼女は舞台女優としての本領を発揮し始めた。この2つの役はそれぞれ個性的な人物だが、彼女は演技を通して人物の性格や心を十分表現している。

 彼女はこれらの演技によって、もはや舞台の花添え役として出演しているのではないことを自ら証明した。ホン・アインはこう語っている。「映画は今でも私にとって最も大切な分野です。でも、一度新しい分野に飛びこんだからには最後まで極めたいと思っています。芸術はいつも厳格で誠実な労働を求めるものですから」。

Copyright 2000-2004 KOCHIN.

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